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2025年12月09日

結婚式は、人生の大きな節目となる一日。 だからこそ、「誰かの正解」をなぞるのではなく、「おふたりの答え」を丁寧にかたちにしたい。
私たちA&T WEDDINGがご提案するオリジナルウェディングは、既存の形式や慣習にとらわれず、おふたりの背景や価値観そのものから一日を設計する結婚式です。

近年、その本質的な価値観に共鳴するおふたりが増え、ひとつの選択肢として注目されているのが**「結婚式場ではない場所」**でのウェディングです。
海の家、キャンプ場、古民家、歴史的文化財、あるいは思い出の公園。 そこには、専門式場のような煌びやかなシャンデリアも、分刻みの進行表もありません。しかし、そこには確かに「おふたりらしさ」が息づいています。
今回は、そんな「場所」にこだわるウェディングの魅力と、あえて選ぶからこそ知っておくべき「デメリットや難しさ」についても、包み隠さずお伝えしたいと思います。
オリジナルウェディングとは?
― 「誰とつくるか」も、自由な選択肢 ―
オリジナルウェディングとは、会場選びから始まり、進行、演出、装飾に至るまで、決まったパッケージや型を持たない結婚式のことです。
一般的な結婚式場では「提携店の中から選ぶ」というルールが多いですが、私たちのウェディングでは、クリエイター選びも自由です。 「ずっと憧れていたブランドのドレスを着たい」「友人のカメラマンに撮影をお願いしたい」といったお持ち込みも、もちろん可能です。おふたりのこだわりを制限することはありません。
しかし、「すべてを自分たちで探さなければならない」わけではありません。そこは私たちにお任せください。 A&T WEDDINGには、長年の経験の中で信頼関係を築いてきた、各分野のプロフェッショナルなパートナーがいます。

- その日、その場所の光と一瞬の表情を逃さない**【スナップカメラマン・ムービーカメラマン】
- 花嫁様の骨格や個性を最大限に引き出す【ヘアメイク】
- 空間の空気を読み、シーンを彩りを添える【音響オペレーター】
- おふたりの世界観を表現する【ドレススタイリスト】や【フローリスト】
- 温かい言葉でゲストとふたりを繋ぐ【MC】
- そして、お二人の気持ちに寄り添い食材に魔法をかける【料理人】

私たちは単に人を手配するのではなく、おふたりのコンセプトや人柄に最も合うプロを選定し、その日限りの「チーム」を結成します。 「こだわりたい部分は持ち込みで、分からない部分はプロの推薦で」。そんな柔軟な組み合わせができるのも、オリジナルウェディングの醍醐味です。

「結婚式場ではない場所」の持つ力
― つくり込まないからこそ、生まれる感動 ―
結婚式場ではない場所には、最初からそこにしかない“空気”があります。
見上げればどこまでも続く空の広がり。 季節を告げる木々の揺れや、土の匂い。 長い歳月、建物が静かに重ねてきた時間。
専門式場が「結婚式のために作られた非日常」だとすれば、これらの場所は「日常の延長線上にある特別な場所」です。 過剰な装飾を足さなくても成立する圧倒的な背景があり、そこに人が集うことで、新しい記憶が刻まれていきます。
緊張して背筋を伸ばすのではなく、いつものおふたりの笑顔が出る。 ゲストも肩の力を抜いて、心から祝福できる。 A&T WEDDINGでは、その場所が持つ本来の力を活かし、おふたりとゲストの距離が自然と近づくような一日を大切にしています。
知っておきたい「デメリット」と、私たちがいる理由
― 自由な場所だからこそ直面するハードル ―
魅力を語る一方で、プロとして正直にお伝えしなければならないことがあります。それは、結婚式場ではない場所で行うことには、特有のデメリットや難しさ(リスク)が伴うということです。
しかし、それは「諦める理由」ではなく、「準備すべき課題」に過ぎません。具体的にどのような懸念点があり、どう対策するのかをご紹介します。
- 天候のリスク
海やキャンプ場など、アウトドアウェディングで最も心配なのが「天気」です。雨天の場合、あるいは強風や猛暑の場合、当初のイメージ通りに進まない可能性があります。 【A&Tの対策】 私たちは必ず「雨天時のバックアッププラン」も計画します。テントの手配や、屋内スペースの確保、あるいは雨さえも演出に変えるようなプログラムの変更など、当日どんな天気になっても「いい一日だった」と思える準備を徹底します。

- 設備の不足
普段結婚式を行わない場所(古民家や屋外)では、ゲスト用の控室、更衣室、トイレの数、キッチンの設備などが不足している場合があります。 【A&Tの対策】 現地の視察を重ね、足りないものは全て持ち込みます。簡易的な控室の設営や、ケータリングカーの手配、必要であれば仮設トイレの設置まで。ゲストが不便を感じないよう、動線計画を含めてロジスティクスを組みます。
- アクセスの不便さ
絶景スポットや隠れ家的な古民家は、駅から遠いなどアクセスが悪いことが多々あります。 【A&Tの対策】 送迎バスの手配はもちろん、停車場所から会場までの誘導など、ゲストが迷わずストレスなく到着できるようサポートします。
- 準備の手間
すべてをゼロから決めるため、決まったパッケージを選ぶだけの結婚式に比べ、おふたりが決断すべきことや準備の時間は多くなります。
だからこそ、私たちがいます。膨大なタスクを整理し、スケジュールを管理し、おふたりの負担を最小限に抑えつつ「選ぶ楽しさ」を感じていただけるよう伴走します。
具体的なイメージ:「海の家・キャンプ場」という選択

― 自然のリズムに身を委ねる一日 ―
想像してみてください。 視界いっぱいに広がる海と、時間とともに移ろう光と風。
海の家での結婚式は、その瞬間そのものが演出になります。 波音だけがBGMになる挙式。 裸足で砂浜を歩く後ろ姿。 夕暮れに染まる空の下、ランタンの灯りで囲むディナー。 「写真を撮ります」と言わなくても、誰もがカメラを向けたくなる瞬間が溢れています。
キャンプ場では、朝・昼・夜という時間の流れが、一日の構成そのものになります。 木漏れ日の中で誓いを立て、開放的な青空の下でBBQを楽しみ、夜は焚き火を囲んで語り合う。 堅苦しい祝辞よりも、パチパチと爆ぜる焚き火の音が、心を開いてくれるかもしれません。形式ではなく「体験」として、ゲストの記憶に深く残るウェディングです。
具体的なイメージ:「古民家・文化財」という選択


― 時を超えた空間で、絆を結ぶ ―
静かに心を惹きつけるのが、古民家や文化財、思い出の場所での結婚式です。
長い時間を経て守られてきた建物には、つくり込まなくても完成された空気があります。 磨き上げられた床や梁、障子越しに差し込む柔らかな光。庭の木々の揺らめき。 そこに、モダンなウェディングドレスやタキシードが驚くほど美しく調和します。
まるで自宅に招いたような「おもてなし」の空間。 「久しぶり、元気だった?」 そんな言葉が自然と交わされ、高砂(メインテーブル)とゲスト席の境界線も曖昧になり、会場全体がひとつの輪になるような感覚。
思い出の場所で迎える一日は、「非日常」をつくるのではなく、人生の延長線上にそっと節目を置くような温かさがあります。ゲストにとっても、おふたりのルーツや背景を知る、深い時間になることでしょう。
写真に残るのは「場所 × 人」
― “つくられすぎない”美しさ ―
これらの場所に共通するのは、写真が“つくられすぎない”ことです。
整ったスタジオや照明機材に囲まれた会場よりも、偶然の光や、ふとした距離感が美しく写り込みます。

- 海風に髪がなびき、大笑いしている横顔
- 木陰でゲストと料理を取り分ける手元
- 縁側で何気なく並んで座る、祖父母とおふたりの姿
後から写真を見返すたびに、その時の波の音、風の匂い、料理の香り、そして温度までも思い出せる。 「綺麗だったね」だけで終わらない、「あの時、楽しかったね」と語り合える記録が残ります。

A&T WEDDINGが大切にしていること
― 不便さえも、愛おしい思い出に ―
「結婚式場ではない場所」での結婚式は、確かに手間がかかります。天候にハラハラすることもあるでしょう。 しかし、私たちはこう考えます。 「整いすぎた場所では生まれないドラマが、そこにはある」と。
A&T WEDDINGが大切にしているのは、単に奇抜な場所を提案することではありません。 「どの選択が、その人らしいか」を一緒に見つけることです。
海か、森か、建築か。 新しい場所か、思い出の場所か。 正解はありません。あるのは、おふたりの答えだけです。
「ここでやりたいけれど、大変そうだな」 そう思ったら、まずは私たちに相談してください。 ハードルを取り除き、リスクを管理し、おふたりの想いをカタチにするのがプロデュースの役割です。
結婚式場ではない場所だからこそ叶う、静かで、力のある一日を。 A&T WEDDINGは、その一歩目から丁寧に寄り添います。
【お問い合わせはこちら】 おふたりのイメージや、なんとなく気になっている場所のお話からでも構いません。まずは無料相談会へお越しください。

